半ば都市伝説?のような「3年で3割の人が辞める」説ですが、これってホントなのでしょうか??
まず転職をする人の年齢別割合を調べてみました。
男性は「20歳~24歳」女性は「25歳~29歳」が最も転職者が多い。
※厚生労働省 平成25年雇用動向調査結果の概況:結果の概要
上記は厚生労働省が平成25年に調査をしたもので、年齢別の転職率を示したものです。
意外にも転職するタイミングは男女によって微妙にずれており、男性は「20歳~24歳」で女性は「25歳~29歳」となっています。両社とも「25歳前後」は社会人としての大きなターニングポイントであることがわかります。
ここから推測されるに男性のほうが若干大卒の割合が多い統計があるので、22歳で入社後「1年目~3年目」に辞めて転職する傾向があるようです。
これは直近多い「第二新卒」という世代に当たる層になっているため、ここからも第二新卒組の多さがわかるかもしれません。
なぜ入社3年目までに辞める人が多いのか
転職をするタイミングが男女で差があることは分かったかもしれませんが、実際そのタイミングでどんな理由で転職するのでしょうか。
※厚生労働省 平成25年雇用動向調査結果の概況:結果の概要
ちょっと見にくいですが、上記は同じく厚生労働省の調査で転職理由の年代別調査です。
男性に多いのは「収入が少ない」「労働時間などの労働条件が悪い」といった理由が多いです。
一概に言えないですが、これはいわゆる「低賃金&長期労働」となる“ブラック企業”などに近いと思います。
1つ忘れないでほしいのですが、このブラック企業のブラックと思う箇所は人によってかなり違うので、
「こんなに辞めている人が多いということは、世の中ブラック企業であふれているんだ・・」
などと早合点はしないようにしてください。
たとえばある人にとっては
「残業代はしっかり出るので働いた分だけ給与がしっかりもらえるが“ほぼ毎日終電”になるので、ブラックだ!」
という人もいれば
「ほとんど定時上りの多い職場で、毎日2時間くらい残業が続いて8時に帰る日々が続いていて、なんてブラック企業なんだ!」
という風に考える人もいます。
上記の通り、どのような人生を歩みたいか、どのような生活をしたいかというそれぞれの価値観や感覚などによって、感じ方が千差万別なのです。
そこからわかる通り、この自分の価値観と合う会社にいれば、他人から見たらブラックな部分がある会社でも
「少し大変だけど、やりがいのある仕事ができていい会社だ!」
となります。
つまりは”会社”と”自分”の価値観のマッチングが非常に大事になるということです。
自分に合う企業ってどうやって探せばいいの?
ここまでで若手の25歳前後が転職をするうえで一番大事な時期であることと、
企業と自分とのマッチングがさらに大事であることが分かったと思います。
では実際に自分に合う企業ってどうやって探せばいいでしょうか。
個人的には2つの方法があります。
1つ目は転職のプロである”転職エージェント”に相談をしてしまうことです。
2つ目は合う企業を探すうえで大事な要素がわかっていれば、直接応募できる「転職サイト」を使うことです。
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