「情報」を制するものが勝負を有利に運べるということは、過去の歴史が証明しています。
第二次大戦時に日本海軍の暗号をアメリカに解読されたことで、ミッドウェイ海戦を始め惨敗を喫したということを、歴史の事業で習ったと思います。
ビジネスにおいて同じこと言えて、最も分かりやすく出るのが「投資」の世界です。
投資に関わる重要な情報をいかに多く、そして早く仕入れることが出来れば凄まじい利益を生みます。
このように「情報」というものをいかに早くたくさん集めるかが重要となるため「情報収集」というのは非常に重要です。
今日は絶対に覚えておくべき情報収集の方法をご紹介します。
情報収集における3か条「キーワード」「人」「メディア」
まず情報収集の方法を覚える上で重要なのは「キーワード」「人」「メディア」の3か条を押さえることが重要です。
インターネットが発達した情報社会では、膨大な量の情報が様々な形で散らばっており、人の時間が有限なので、いかに効率よく集めるかが大事になります。
そのため散らばっている情報の集め方が重要です。
その集め方のパターンが「キーワード」「人」「メディア」の3つの軸で集めることで抜けもれなく集めることが出来ます。
たとえば「自動運転車」について調べるとした場合で説明しましょう。
キーワード軸で「自動運転車」の情報収集をする場合
キーワード軸で自動運転車を調べる場合、以下のような検索をするでしょう。
自動運転車 ニュース
自動運転車 仕組み
などなど様々なキーワードで検索すると思いますが、この場合「Google検索上」の情報のみが集まるので、SEO対策がされていないページにある情報にはたどり着けませんし、検索するキーワードが思いついた切り口以外で情報を集めることが出来ません。
SEO未対策ページの情報
知らない言葉の情報
情報を欲する方と、情報を発信する方双方ともにGoogleを使いこなす能力が必要ですね。
人軸で「自動運転車」の情報収集をする場合
人軸で情報収集するということは、情報発信者に狙いを定めて、その人が発信する情報を取り続けるという方法です。
たとえば自動運転車の場合配下のような形です。
ラリー・ペイジ
ティム・クック
上記3人は、それぞれ自動運転車の開発最前線にいる「テスラ」「グーグル」「アップル」のCEOです。この人たちの発言をキャッチアップすることで、自動運転車の最前線の情報を得ることは間違いないですし、少なくとも彼らの周りに最新情報は詰まっていそうです。
「人軸」で集める場合は、キーマンさえ把握していれば、その人たちを追いかけるだけなので、テクニックがあまりいりません。
ただキーワードのときと同じく抜け漏れがあります。
まずどの業界でもある程度の速度で変化があるため、キーマンが変わった場合に情報を落とす可能性があります。その他には、キーマンが複数いたとしても業界内の人ということもあるので、ある程度客観的な情報が抜ける可能性があります。
キーマンだと思っていなかった人からの重要情報
第三者目線の客観的な情報
どれか一個しか出来ないなら一番おすすめの情報収集ではありますが、万能ではないです。
メディア軸で「自動運転車」の情報収集をする場合
もっともポピュラーな情報収集方法かもしれませんが、メディア軸の情報収集とは見る「媒体」をしぼってしまい、そこをウォッチし続けるというものです。
たとえば以下のような形でしょう。
TechCrunch
Carwatch
上記はあくまで例ですが、いわゆる総合ニュースサイトからジャンル特化サイトなど、様々なサイトがある中で自分でチョイスをして決めて情報収集すると思います。この場合、人やキーワードに属さないで割と幅広い情報をキャッチアップ出来ると思います。
この場合抜け漏れる可能性があるのは、より濃い情報です。良い特化型のメディアが見つかると良いですが、なかなか自分のかゆいところに届く情報に出会いづらいため、より深くて濃い情報に出会いづらいです。
自身が欲している情報
ある事案に関する深い情報
抜けそうな情報が他と比較して主観的かもしれませんが、割とこの言葉の通り「ベストマッチ」の情報に出会える確度は低いです。
上記の通り、どの情報も一長一短ですが、この3つの方法を駆使することで情報収集の抜け漏れを防いで効率的に情報を集めます。
最後にそれぞれ具体的にどのような方法で情報収集すべきか、参考程度ですがご紹介します。
具体的な情報収集方法
キーワードを使った具体的な情報収集方法
基本的には「Google検索」をベースとして情報収集しますが、毎回検索をするのは非効率なので、そんなときに「グーグルアラート」という神機能を活用することをお勧めします。
https://www.google.co.jp/alerts
こちら使い方は簡単で「調べたいキーワード」を登録しておくだけで、そのキーワードにヒットする新しい情報を定期的にお知らせてくれる機能があります。
上記が「IPO」というキーワードで登録をしている私のグーグルアラートの画面です。このようにページに表示するかメールにも飛ばしてくれるので、好きな方を選んで活用してみてください。
人を使った具体的な情報収集方法
今の世の中は便利なもので「SNS」というものがあるので、人にターゲットを絞って情報を収集する場合は、キーマンのSNSをフォローしておくことをおすすめします。
Twitter、Facebookどちらでも良いと思います。
この方法をとることで、
キーマンがシェアするニュース
キーマンがベンチマークしている人の情報
などなどキーマンを軸に様々な情報を集約させることが出来ます。
メディアを使った具体的な情報収集方法
メディアの場合は、古くからある「RSSリーダー」に登録しておいて情報収集するのがいいのですが、個人的にはあまりおすすめしません。
なぜならば情報を取りにいく場所「見にいく場所」がどうしても増えてしまうので、面倒で見に行かなくなる可能性があるため、出来る限り「見に行く場所」を減らすことが望ましいためです。
そのため、今まで話したキーワードと人を実践している場合、既に2つも「見にいく場所」があるため、どちらかに集約する方が望ましく、この場合メディアが運営している「Twitterアカウント」もしくは「Facebookのファンページ」をフォローしてください。
こうすることで、メディアの記事更新をキャッチアップ出来ますし、人を使った情報収集と同じ方法で情報を収集できるため効率が非常にいいです。
メディアが発信してるすべての情報を網羅できる訳ではないですが、1個目の「キーワード」を使った情報収集で、ある程度メディアの情報もカバーできるので問題ないです。
ぜひ今ご説明した内容を実践して自分なりの情報収集方法を確立してみてください。