「住み慣れた地元で働きたい」「東京ではなく、地方都市でゆったりと暮らしたい」などのニーズを持っている人は今の時代非常に多いと思います。ただ、地方になると仕事がないのではないかと不安になると思います。
結論、地方は有効求人倍率が都心よりも高く、選り好みしなければ、地方は仕事)が非常に多いのが現状です。そのうえで、どのような仕事があるのかを探す上で、転職エージェントの活用は欠かせないと思います。
今日は地方で仕事探しをする際に、絶対に外せない「地方に強い転職エージェント」を厳選してご紹介します。
下記ランキングよりどうぞ!
地方での転職におすすめ転職エージェント |
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地方の転職おすすめ |
求人数 3位 拠点数 1位 |
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地方の転職おすすめ |
求人数 2位 拠点数 5位 |
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地方の転職おすすめ |
求人数 1位 拠点数 3位 |
地方で転職活動する際のおすすめの転職エージェント
地方でオススメの転職エージェントの選び方
地方で転職、就職、仕事探しをしている人向けに、地方に強い転職エージェントの選び方をご説明します。結論2つ選び方があります。
■地方でおすすめな転職エージェントの選び方(早見表)
①地方の「拠点数が多い」転職エージェントがおすすめ
まず地方に強い転職エージェントを探す上で大事なのは、その転職エージェントがどのくらいの「拠点数」を持っているかというポイントで選ぶべきです。転職希望者(あなた)に取っては「近くに拠点のある転職エージェント」を選ばなければいけないからです。
(理由)転職エージェントは「会う」必要があるから
ストレートに拠点数が大事な理由は「転職エージェントに会える」からです。
転職エージェントは登録後、必ず「対面での面談」をして1回は実施する必要があります。このとき対面で話す内容は、今の仕事内容のヒアリングから転職先に求めることなどを確認する意味合いが強く大事な面談です。そのため某アイドルグループじゃないですが「会える距離」に転職エージェントの拠点がある必要があります。
加えて面談を成功させるためにそもそも転職エージェントとの面談とはどのようなものなのかを、以下記事を読んでおいてください。
地方に拠点数の多い転職エージェント 厳選5選
拠点数の多い転職エージェント | ||
拠点数:78拠点 | ||
拠点数:59拠点 | ||
拠点数:16拠点 | ||
拠点数:10拠点 | ||
拠点数:8拠点 |
パソナキャリア
拠点数が最も多いのがパソナキャリアで、大手のリクルートと違い、小規模のオフィスを全国に展開して営業網を気づいています。そのため、地方に住まいの人でも必ず近くにパソナキャリアのオフィスはあると思います。
パソナキャリアは親身な相談をしてくれることで業界でも非常に有名なため、転職エージェントとしての安心感も高いです。その対応をさせているのが、社内で大事にしている「利より信を」というモットーです。これは自分たちの利益よりも信用を大切にするというニュアンスで、売上至上主義になりやすい転職エージェントにならないよう、ユーザーに対して誠実な対応を取っています。そういった部分が親身な対応を促しているようです。
基本的にレスポンスが早く、こちらの事情を踏まえた上で企業先を勧めてくれます。さらに担当者以外にもアシスタントがおり、ほぼいつでも連絡が取れる状態になっていることも安心です。「(私が大阪での転職希望だが)経歴から見ると東京でのご紹介案件が多いのですが、どうでしょう?」というような、正直ベースでの話もしてくれ、レスポンスの速さと相まって信頼感に繋がりました。
※パソナキャリアをもっと知りたい人向け記事(参考記事)
ランスタッド
ランスタッドは、第2位の拠点数です。パソナキャリア同様に、全国に小規模なオフィスを展開しており、1つ1つの拠点は小さいですが、その分数で勝負をしております。そのためパソナキャリア同様に必ずお近くに1箇所はオフィスがあると思います。
ランスタッドは日本ではそこまで有名ではないですが、オランダで創業したグローバルで展開している人材サービス会社で、全世界の売上では「アデコ」に次ぐ第2位という規模で展開をしている超大手企業です。展開国は39か国となっており、全世界で29,000人を超える従業員数となっており、様々な国の求人を持っており、そのため転職者からすると「グローバル求人」の紹介を受けることができます。
前述の通り、30代の転職でキャリアアップをする際に「外資系企業」への転職を視野に入れることは非常に重要になるため、ランスタッドが強みとするグローバル求人の紹介が受けられる点はおすすめです。
ランスタッドは外資系企業の求人が非常に豊富です。あまり外資系企業に力を入れている転職エージェントは多くなかったので、当時の私は外資系の求人を探すときは、ランスタッドを主に使用していました。ランスタッドはレベルの高い求人いわゆる大手企業と呼ばれている求人が非常に豊富で使っていて驚きました。このような大きい企業に挑戦させてもらった事は、ランスタッドには感謝しています。
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※ランスタッドをもっと知りたい人向け記事(参考記事)
リクルートエージェント
拠点数ではパソナキャリアやランスタッドには及びませんが、リクルートエージェントは大都市圏に対して、大規模オフィスを展開しており、量より質で勝負をしている形です。そのため、パソナキャリアやランスタッドのように10数人のオフィスではなく、100人単位の大規模オフィスです。
前述の通り、大規模オフィスを全国に16拠点持っているのはダントツの数です。この拠点数からも求人の網羅力が高いことがわかると思います。製造業含めて意外に首都圏以外に本社を構えている企業も多く、そういった企業から求人をたくさんもらうためには、近くに営業所があるのは非常に強みとなり、リクルートエージェントが求人数の多い理由です。3,500人を超える国内最大級の組織力をもとにした絶大な営業力からも求人数の多さがわかると思います。そういった背景があるため、結果的に他の転職エージェントが持っていないリクルート独自の求人などを保有するという状況になっています。
リクルートエージェントを利用した30代(30歳/女性)
キャリアアドバイザーの対応が非常に親切で、面談時に経歴やスキルをヒヤリングしてもらい、そこからPRできる項目をわかりやすい言葉で引き出してもらいました。また、面接でアピールすべき点や、言い方などきめ細やかにアドバイスをくれ、他エージェントに比べて提案力などは圧倒的に優れていると感じました。また、求人数に関しても業界・職種問わず圧倒的に多いです。
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※リクルートエージェントをもっと知りたい
DODA
拠点数は10拠点と少ないですが、リクルートエージェントと同じく、拠点数ではなく、1拠点あたりの規模を大きくしているため、決して地方が弱いというわけではありません。
DODAは転職エージェントでもあり、同時に転職サイトとしても使えるため、エージェントサービス側で営業して取ってきた非公開求人などと合わせると一度に見れる求人数は国内最大級の規模になると思います。転職サイトでは誰でも応募できる案件が比較的多いため、未経験でも応募できる案件もかなり含まれています。
業界特化型ではないですが、その分求人数が非常に多いため、未経験案件含めて、合致する求人に出会える可能性は他の転職エージェントよりも多いと思います。
基本、まずは電話か対面でエージェントと面談があり、そこで自分の希望する職種や業務内容を伝えると、DODAの方はかなり早い段階で求人票を何件か紹介してくれました。さらに「ダメ元な求人票」や「少し興味があるので書類が通ってから考えよう求人」にも気軽に応募でき、結果もメールが来て、落選なら新たに求人を紹介してもらえるのでさくさく活動を進められました。また履歴書や職務経歴書の作成をサポートしてもらえることも嬉しいです。
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※DODAのエージェントをもっと知りたい人向け
JACリクルートメント
リクルートエージェントやDODAと同じく、拠点規模を大きくすることで、少ない拠点数の展開となっております。加えてJACリクルートメントは、比較的年収が高い人向けのサービスとなっているため、その点でも拠点数を多くして、網羅性を高くする必要がないのかもしれません。
JACリクルートメントでは、500万以上のミドル層以上の求人が非常に豊富です。
マネージメント層の求人はもちろん、グローバルで活躍されるためのインターナショナルなスペシャリストと呼ばれるような求人、さらには役員・経営層となるようなエグゼクティブと呼ばれるような求人などが、他の転職エージェントと比較しても非常に豊富です。
友人おすすめの転職エージェントが「JACリクルートメント」なので利用することにしました。初めての転職で未経験のエンジニア職を希望していたので不安もいっぱいだったのですが、最初の面談時にとても丁寧に説明をしてくれました。
システムエンジニアはプログラミングの知識だけでなく、コミュニケーション能力も大事なので、営業をしていた経験が絶対に生きると励ましてくれました。
未経験でも面接可能な企業をたくさん紹介してくれたのも頼もしかったです。
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※JACリクルートメントをもっと知りたい人向け記事(参考記事)
②地方の「求人数が多い」転職エージェントがおすすめ
地方に強い転職エージェントを選ぶ方法のもう1つが「求人数の多さ」です。
東京や大阪などを除いた求人がどのくらいあるかで、その地方(エリア)における転職エージェントの営業力が顕著に出る数なので、非常に差があります。
(理由)転職成功には「自分に合う求人」と出会う必要があるから
地方で転職をするという部分を一旦忘れて考えて「転職」をする上で、最も大事なことは「希望の会社に内定」をもらうことです。ただ内定をもらうことではなく「希望の会社」である必要があります。
転職希望者(あなた)にもよりますが、希望の条件は人それぞれ違いがあり、しっかりと会社を探さないと希望の会社に出会えません。より希望の会社に出会うためには「たくさんの求人」を見る必要が出てきます。そのため「求人数が多い」転職エージェントが大事になってくるのです。
地方の求人数の多い転職エージェント 厳選5選
求人数の多い転職エージェント | ||
求人数:100,000件以上 | ||
求人数:31,000件以上 | ||
求人数:16,000件以上 | ||
求人数:12,000件以上 | ||
求人数:6,000件以上 |
リクルートエージェント
地方の求人数においては、リクルートエージェントがダントツTOPの実績があります。2番手と3倍以上の開きがありますが、これは地方に限ったことではなく、都心においても同じような状況です。
前述の通り、大規模オフィスを全国に16拠点持っているのはダントツの数です。この拠点数からも求人の網羅力が高いことがわかると思います。製造業含めて意外に首都圏以外に本社を構えている企業も多く、そういった企業から求人をたくさんもらうためには、近くに営業所があるのは非常に強みとなり、リクルートエージェントが求人数の多い理由です。3,500人を超える国内最大級の組織力をもとにした絶大な営業力からも求人数の多さがわかると思います。そういった背景があるため、結果的に他の転職エージェントが持っていないリクルート独自の求人などを保有するという状況になっています。
リクルートエージェントを利用した30代(30歳/女性)
キャリアアドバイザーの対応が非常に親切で、面談時に経歴やスキルをヒヤリングしてもらい、そこからPRできる項目をわかりやすい言葉で引き出してもらいました。また、面接でアピールすべき点や、言い方などきめ細やかにアドバイスをくれ、他エージェントに比べて提案力などは圧倒的に優れていると感じました。また、求人数に関しても業界・職種問わず圧倒的に多いです。
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※リクルートエージェントをもっと知りたい
DODA
DODAのちほの求人数は、リクルートエージェントについで2番手です。リクルートエージェントにこそ話されていますが、3万件以上の求人があるのは、大手の中でも非常に抜けた数字となっております。
DODAは転職エージェントでもあり、同時に転職サイトとしても使えるため、エージェントサービス側で営業して取ってきた非公開求人などと合わせると一度に見れる求人数は国内最大級の規模になると思います。転職サイトでは誰でも応募できる案件が比較的多いため、未経験でも応募できる案件もかなり含まれています。
業界特化型ではないですが、その分求人数が非常に多いため、未経験案件含めて、合致する求人に出会える可能性は他の転職エージェントよりも多いと思います。
基本、まずは電話か対面でエージェントと面談があり、そこで自分の希望する職種や業務内容を伝えると、DODAの方はかなり早い段階で求人票を何件か紹介してくれました。さらに「ダメ元な求人票」や「少し興味があるので書類が通ってから考えよう求人」にも気軽に応募でき、結果もメールが来て、落選なら新たに求人を紹介してもらえるのでさくさく活動を進められました。また履歴書や職務経歴書の作成をサポートしてもらえることも嬉しいです。
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※DODAのエージェントをもっと知りたい人向け
パソナキャリア
パソナキャリアは、拠点数ではダントツ1位でしたが、求人数では3位となっています。ただ2万近い求人数も、大手転職エージェント中では高い数値となっており、地方では強い転職エージェントと言えます。
パソナキャリアは親身な相談をしてくれることで業界でも非常に有名なため、転職エージェントとしての安心感も高いです。その対応をさせているのが、社内で大事にしている「利より信を」というモットーです。これは自分たちの利益よりも信用を大切にするというニュアンスで、売上至上主義になりやすい転職エージェントにならないよう、ユーザーに対して誠実な対応を取っています。そういった部分が親身な対応を促しているようです。
基本的にレスポンスが早く、こちらの事情を踏まえた上で企業先を勧めてくれます。さらに担当者以外にもアシスタントがおり、ほぼいつでも連絡が取れる状態になっていることも安心です。「(私が大阪での転職希望だが)経歴から見ると東京でのご紹介案件が多いのですが、どうでしょう?」というような、正直ベースでの話もしてくれ、レスポンスの速さと相まって信頼感に繋がりました。
※パソナキャリアをもっと知りたい人向け記事(参考記事)
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、地方拠点がないのですが、求人だけは12,000件と豊富に取り扱いがあり、地方密着企業というより、東京など都心部に本社があり、その支社や営業所を地方に設けている企業の求人が豊富です。
マイナビエージェントが、20代転職でおすすめな理由は、転職エージェント大手の「リクルートエージェント」「DODA」などの大手に隠れてしまいがちですが、CMなどでよく見る「マイナビ転職」と同じく20代など若手の利用率が非常に高く、その結果利用者の比率で20代を占める割合が多いため、20代の登録者向けの求人を揃えるために「20代」の求人を非常に多くもっているのでおすすめです。
拠点は首都圏に多いので特に東京・神奈川・埼玉・千葉の求人が多く、このエリアで転職を考えている人には特におすすめです。
スタッフの方が熱心になって転職探しをお手伝いしていただき、私が提示した条件に合う企業がたくさんあり絞るのに困っていたときに一度当てはまる条件の企業を全て受けて見て内定いただいてから消去法をしていけば良いと思います。とアドバイスしたくれた時は何か吹っ切れたような気持ちになりました。今では満足のいく仕事をさせていただいています。本当にマイナビエージェントを利用して良かったと思いました。
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※マイナビエージェントをもっと知りたい(参考記事)
ランスタッド
ランスタッドは、拠点数は2位と非常に豊富ですが、少し求人数という部分では見劣りがするようです。ただ、地方拠点を基にした、その地方ならではの企業などの求人も多く、決して劣ってはいません。
ランスタッドは日本ではそこまで有名ではないですが、オランダで創業したグローバルで展開している人材サービス会社で、全世界の売上では「アデコ」に次ぐ第2位という規模で展開をしている超大手企業です。展開国は39か国となっており、全世界で29,000人を超える従業員数となっており、様々な国の求人を持っており、そのため転職者からすると「グローバル求人」の紹介を受けることができます。
前述の通り、30代の転職でキャリアアップをする際に「外資系企業」への転職を視野に入れることは非常に重要になるため、ランスタッドが強みとするグローバル求人の紹介が受けられる点はおすすめです。
ランスタッドは外資系企業の求人が非常に豊富です。あまり外資系企業に力を入れている転職エージェントは多くなかったので、当時の私は外資系の求人を探すときは、ランスタッドを主に使用していました。ランスタッドはレベルの高い求人いわゆる大手企業と呼ばれている求人が非常に豊富で使っていて驚きました。このような大きい企業に挑戦させてもらった事は、ランスタッドには感謝しています。
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※ランスタッドをもっと知りたい人向け記事(参考記事)
転職成功者は転職エージェントを平均「4.2社」活用
さらに転職エージェントというのは会社ごと特徴があるため、その特徴に合わせて転職エージェントを選ぶ必要があるので、基本的に複数登録する人が多く「平均4.2社」と言われているため、4社以上は登録したほうがいいと思います。
※参考 転職エージェントに関する記事
地方で転職エージェントを使う以外の方法
転職エージェントを使いたくない人、または転職エージェントと合わせて他の方法で転職したいという人がいると思います。そういう人向けに地方での転職する方法をご紹介します。
転職サイト
転職エージェントではなく、転職サイトを使う方法です。
転職サイトというのは、転職エージェントのように企業とあなたとの間に仲介をしてくれる人がいない代わりに、企業の求人を見て直接応募することができます。
・リクナビNEXT (リクルートキャリア)
・マイナビ転職 (マイナビ)
・エン転職 (エン・ジャパン)
・DODA (パーソルキャリア )
・type (キャリアデザインセンター)
転職フェア
転職フェアといって、就職活動などである「合同説明会」のようなもので、中途採用をしている企業が一堂に会して行われるリアルイベントです。
規模などもまちまちですが「企業主催」の場合や「都道府県主催」の場合などいくつか種類があります。
・はじめての転職フェア (リクルートキャリア)
・マイナビ転職EXP (マイナビ)
・はたらいく就転職フェア (リクルートジョブス)
・doda転職フェア (パーソルキャリア )
・type エンジニア転職フェア (キャリアデザインセンター)
上記が、企業主催の主な転職フェアとなっております。これ以外にも都道府県主催の転職フェアがあるので、しっかりと調べていきましょう。1日でたくさんの企業と会える良い機会なので、ぜひ行くことをお勧めします。
ハローワーク
最後に最も広く知れ渡っている「ハローワーク」です。
やはり無料で求人を出せ、かつ公共機関ということもあり、圧倒的な求人量があるので地方で仕事を探す際はハローワークの活用は欠かせません。もちろん求人の質といったところはまだ疑問符がつくところがあるので、あくまでサブとして使いつつ、転職エージェントを始め、民間企業が提供しているサービスを使って、より質の高い企業の求人を探すことをおすすめします。
地方(Uターン)で転職をする際に気をつけるべき「2つ」
(1)転職するエリアの平均年収を覚えておく
東京や大阪など都市圏から地方への転職をする場合、平均年収をしっかり確認しましょう。転職をする際に最も気にするのが年収だと思いますが、地方の場合は比較的年収が低いです。
※厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
上記は厚生労働省が調べた平均年収の都道府県別の数値です。たとえば
・静岡:平均年収 289万円(-86万)
・宮城:平均年収 282万円(-91万)
と100万円近く違うのが実情です。ただし「(2)」でお話をする通り、収入が減りますが「支出」も減るため、実際の可処分所得ではあまり変わらない可能性があります。そのためこの相場観を頭に入れた上で、求人の年収を見るようにしましょう。
(2)家賃や物価の価格を見て給与を考える
年収の相場が違うので「収入」が減る可能性がありますが、地方で暮らすことで「支出」も合わせて減ることが多いです。その代表的なものは「家賃」です。
※SUUMO調べ
※SUUMO調べ
上記はリクルートが運営しているSUUMO調べの「東京」と「静岡」の家賃相場になります。
たとえば下記のような差があります。
東京都目黒区:8.9万
静岡県葵区:5.5万(-3.4万)
上記の通り、月額3万円以上も家賃が安いため、年間で40万円近い支出が減ることを意味します。手取りで40万というのは額面で50万近いため、これは「年収が50万下がっても可処分所得は変わらない」ということを意味します。
このように物価が違うことにより支出が減るので、一概に年収が減ることをネガティブにとらえずにしっかりと物価などを考えてみると実は給与が上がったような状態になることもありますので、この辺りしっかり考えましょう。
平成31年3月 「47都道府県」の有効求人倍率(パート除)
転職をするときに見るべき指標の1つに有効求人倍率があり、これは求職者1人に対して存在す求人の割合を示したものになる。
※求職者1,000人いる街に1,000人分の求人があれば「有効求人倍率1.0倍」
以下が47都道府県別の有効求人倍率が以下になる。
地域 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
北海道 | 1.24 | 1.25 | 1.25 | 1.27 | 1.28 | 1.26 | 1.27 |
東北 | 1.63 | 1.62 | 1.63 | 1.63 |
1.63 |
1.62 | 1.62 |
南関東 | 1.52 | 1.51 | 1.51 | 1.52 | 1.50 | 1.50 | 1.50 |
北関東 | 1.74 | 1.73 | 1.73 | 1.74 | 1.72 | 1.72 | 1.73 |
北陸 | 1.93 | 1.93 | 1.94 | 1.95 | 1.92 | 1.92 | 1.90 |
東海 | 1.93 | 1.92 | 1.92 | 1.92 | 1.94 | 1.95 | 1.94 |
近畿 | 1.58 | 1.58 | 1.57 | 1.57 | 1.56 | 1.57 | 1.58 |
中国 | 1.88 | 1.87 | 1.88 | 1.89 | 1.89 | 1.90 | 1.92 |
四国 | 1.66 | 1.65 | 1.65 | 1.64 | 1.67 | 1.69 | 1.69 |
九州 | 1.52 | 1.50 | 1.50 |
1.50 |
1.50 |
1.50 |
1.51 |
全国 | 1.62 | 1.62 | 1.63 | 1.63 | 1.63 | 1.63 | 1.63 |
※厚生労働省 一般職業紹介状況(平成31年3月分及び平成30年度分)について
上記から分かる通り、地方別に有効求人倍率はかなり開きがあり、以外にも東京・神奈川を有する南関東は全国平均よりも、有効求人倍率が低いです。逆に地方が高い傾向にあり「北陸地方」「中国地方」「北関東」に関しては、全国平均よりも有効求人倍率は高く、仕事が非常に多いことを意味します。